「インプラントの人はハイパーナイフを受けられません!」
時々、ハイパーナイフの注意事項をお店で見かけます。
結論としてはフェイシャル(顔への施術)は避けたほうが良いですね。
お腹や脚はハイパーナイフをかけても大丈夫です。
火傷の危険性
インプラントは金属を使用しています。
金属がハイパーナイフのラジオ波(高周波)によって加熱されてしまい、火傷の危険性があります。
ビリビリする(感電)
ラジオ波(高周波)は電磁波の一種です。
インプラントに使用されている金属にこの電気が流れ「ビリビリする」ことも懸念されます。
いちおう歯科医に聞いてみた
が、歯医者に行ったときに試しに聞いてみたのですが、ハイパーナイフ(ラジオ波温熱器)はインプラントが入っている部位に使用しても、インプラント自体にはほとんど影響はないようです。
理由は以下。
①ジュール熱
ハイパーナイフは電気抵抗によるジュール熱によって温熱効果を生みます。このジュール熱は電気が流れやすい金属では発生しません。
②非接触
金属は電気を流します。しかし、直接接触させなければなりません。
ハイパーナイフをインプラントに直接接触させているわけではないので、電気が流れる可能性はとても低いでしょう。
インプラントが危険な本当の理由
しかしながら、インプラントまわりを温めることで火傷の危険性はあるそうです。
これは、金属は人のカラダよりも熱しやすいためです。
人のカラダは「水」です。水と金属なら、金属の方が温まりやすいですよね。
皮膚が温まることで、その温度を奪いインプラントの温度が上がっていきます。
これが「インプラントの部分が熱くなった!」原因です。
お腹や脚は大丈夫
上記のいくつかの理由や可能性を踏まえ、
インプラントをしていても お腹や脚はハイパーナイフをかけても大丈夫です。
金属部分からも離れているので、発熱や感電(スパーク)の可能性がありません。
実際、お腹や脚はOKというサロンが多いです。
まとめ
ハイパーナイフがインプラントに直接影響を及ぼすことはありません。
しかし、実際に施術をするとなると、インプラントが温まりすぎないようなテクニックが必要になります。
やはり、フェイシャル(顔への施術)は避けたほうが良いですね。
お腹や脚はハイパーナイフをかけても大丈夫です。