「アートメイクは痛い」「皮膚に針を刺すのが怖い」というイメージを持っている方は多いのではないでしょうか?
結論としては、麻酔を使用するため、我慢できないほどの痛みは感じない場合が多いです。
部位によってアートメイク施術中の痛さは異なるので、自分がやりたい部位をチェックしておきましょう。
●リップ(唇)
リップ(唇)のアートメイクは、他の部位と比較すると施術中の痛みを感じやすいといわれています。
リップアートメイクは"粘膜"に施術するため、神経が近く 痛みがダイレクトに届くのが大きな要因です。
術後も痛みが続くことも珍しくありません。
リップのアートメイクで一般的に使用されるのは「塗布麻酔」です。
塗る量や浸透時間を増やせばより強い麻酔効果が得られるので、施術中に痛みを感じたら我慢せず、医師に麻酔の量を増やしてほしいと伝えましょう。
また、表皮がしっかり保湿されている唇のほうが施術中の痛みを感じにくい傾向にあります。
リップアートメイクをする前は唇の乾燥に注意し、施術一週間前から保湿を心がけるようにしましょう。
●眉
眉のアートメイクは、ほかの場所と比較して痛みを感じにくい部位です。
眉毛周辺は皮膚が厚く、眉毛を整えるためにいじられることも多いため、多少の刺激には慣れているのが大きな理由です。
塗布麻酔を使用することでより痛みを感じにくくなるので、眉のアートメイクをした方の多くは、「ピンセットで毛を抜かれている程度の痛み」で済むと言われています。
施術後の痛みが出にくい場所とされています。
そのためアートメイクでは1番人気の部位です。
院側でも受けることが多いメニューなので、事例が多く、特に大手クリニックは上手な人がたくさんいます。なので、失敗の少ない部位でもあります。
●アイライン
アイラインのアートメイクは、リップと同様に痛みを感じやすい部位です。術後は腫れや痒みが強くでる場合もあります。ダウンタイムとして、施術箇所を休ませる期間が必要です。
アイラインのアートメイクは皮膚が薄いまぶたのキワにメイクを施すため、刺激が直接痛みとなって伝わるのが原因です。
アイラインのアートメイクでは、2種類の麻酔が使われます。
点眼麻酔 / 塗布麻酔
点眼麻酔は眼球に直接垂らして使い、塗布麻酔はクリーム状になっていて指で塗ります。
皮膚と眼球両方に麻酔を使用することで、麻酔の効果がさらにアップすることが期待できます。
●ほくろ
『ほくろを作る』アートメイクで人気の場所は、以下の3つです。
- 口元
- 目元
- 耳たぶ
口元と目元は皮膚が薄いため、痛みを感じやすいとされています。
一方、耳たぶは身体のなかでも皮膚が厚いことから、アートメイクの施術中も痛みを感じにくいです。
よって、施術部位によって術後の痛みが異なるのが特徴です。
目元などの皮膚が薄い場所へ施術する際は、医師に塗るクリームを増やしてもらうのがおすすめです。
●ヘアライン
ヘアラインは皮膚が厚い場所なので、アートメイク施術中の痛みは感じにくい部位です。
痛みを感じにくいことから、麻酔なしで施術するクリニックもあるといわれています。
ただし、ヘアラインの皮膚の厚さは個人差が大きいという特徴があります。
施術中に強い痛みを感じたら、遠慮せず医師に伝えるようにしてください。
塗布麻酔を使ったり麻酔の量を増やしたりと、痛みに合わせて対応してもらいましょう。
少しでもアートメイクの痛みを緩和する方法
術前は保湿
事前に施術箇所を保湿しておくと、肌のバリア機能がしっかり働き、アートメイク施術中の痛みが緩和されます。
前日に飲酒や激しい運動をすると、体内の水分不足から肌の乾燥が進んでしまうので、痛みを感じやすくなります。
術後は痛み止めを飲む
アートメイク施術後は安静に過ごし、患部を冷やすなどしても痛みが治まらない場合があります。
我慢できないほどの痛みがあるなら、施術をうけたクリニックへ連絡し痛み止めを処方してもらいましょう。
注意:自己判断しないように
ドラッグストアなどでも痛み止めは販売していますが、むやみに飲むのはおすすめできません。
施術後に我慢できないほどの痛みがある場合、感染症を引き起こしている可能性もあるためです。クリニックで症状を話し、適切な薬を処方してもらいましょう。