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ファミチキのカロリーは高い【太らない食べ方とダイエット中の注意点】

食卓にいつも並ぶコンビニグルメの一つ、ファミリーマートの「ファミチキ」。サクサクの衣とジューシーな鶏肉が魅力のこの商品は、つい誘惑に負けて手が伸びやすい存在です。今回は、ファミチキのカロリーや糖質、栄養成分について詳しく解説するとともに、ダイエット中でもできる太らない食べ方や注意点を分かりやすくご紹介します。

ファミチキの基本情報と栄養成分

ファミチキのカロリーと糖質の実態

ファミチキは揚げ物でありながら、一般的に想像されるほどカロリーが高くないことが特徴です。約100gあたりのカロリーは252kcal、糖質は約14.8gとされ、ご飯1杯(約160g)のカロリー250kcal、糖質約57gと比べると、カロリーは同程度ながらも糖質がかなり低い点が魅力です。糖質制限を意識している方にとって、低糖質である点は嬉しいポイントとなります。

他商品との比較

以下の表は、他のコンビニチキンや人気スナックとファミチキのカロリーや糖質を比較したものです。量や見かけの大きさに左右される部分もあるため、自分の栄養管理の観点からどの商品が適しているかを考える際の参考にしてください。

商品名 分量 カロリー 糖質
ファミチキ 約100g 252kcal 14.8g
Lチキ(ローソン) 約100g 250kcal 14.2g
ななチキ(セブン) 約80g 169kcal 8.1g
マックポテトS 74g 223kcal 28.5g
ポテトチップス(うすしお味) 60g 336kcal 32.4g

このように、ファミチキは他の揚げ物商品に比べてカロリーも糖質も控えめで、主に脂質による違いが見受けられます。特に糖質制限中の方には、重い炭水化物を控えながらタンパク質を摂取できる点が評価できるでしょう。

ダイエット中でも安心?ファミチキのメリットとデメリット

メリット:栄養素が豊富な鶏肉の魅力

ファミチキには多くの栄養素が含まれており、以下の点でダイエット中のサポートが期待できます。

・高タンパク質:1個あたり約12.7gのタンパク質が摂取でき、筋肉の維持・増加に貢献します。筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、日常生活でのカロリー消費が促進されます。
・ビタミンB群の供給源:鶏肉に含まれるビタミンB群はエネルギー代謝を助け、疲労回復をサポート。これにより、無理なく活動量を維持することができます。
・微量ミネラルの補給:鉄分、亜鉛、銅などが含まれており、貧血予防や免疫力向上、健康維持に役立ちます。
・アンチエイジング・美肌効果:ファミチキに含まれるビタミンEやビタミンA、Cなどの抗酸化成分は、肌の健康維持やアンチエイジングにもつながります。

デメリット:油揚げ物ならではの注意点

ファミチキは揚げ物であるため、以下の点に注意する必要があります。

・カロリーと塩分の過剰摂取:1個のカロリーは252kcal、塩分は約1.3gとされていますが、食べ過ぎると1日の摂取目安を大幅に上回ってしまいます。例えば、2個食べればカロリーは504kcal、塩分は2.6gとなり、成人の1日目安に対して20~40%を占める可能性があります。
・脂質による影響:揚げ物は消化に時間がかかるため、胃腸への負担が大きくなる場合も。余分な脂や油分が体脂肪として蓄積されやすくなるリスクがあります。
・頻繁な摂取はNG:たとえ低糖質・高タンパクであっても、毎日や間食として頻繁に摂取するとカロリーオーバー(例:1ヶ月で約1kg増加の計算)に陥る可能性があるため、適度な頻度での摂取が重要です。

ダイエット中の太らないファミチキの食べ方

ダイエット中だからといって、ファミチキを完全に禁じる必要はありません。ポイントを押さえた上で、賢く楽しめる食べ方をご紹介します。

1. 1日1個、週1回の頻度を目安に

ファミチキは美味しいため、つい食べ過ぎてしまいがち。ダイエット中は1日に1個まで、理想的には週に1回程度に制限することで、カロリーや塩分の過剰摂取を防ぎながら楽しむことができます。ゆっくり噛んで食べることで満腹感を感じやすくなれば、結果的に他の食事量を調整することも可能です。

2. 昼間に摂るのがベスト

ファミチキを摂るタイミングも重要です。日中は活動量が多く、基礎代謝も高いため、摂取したカロリーを効率よく消費しやすい時間帯です。夜に摂ると消費されずに体脂肪に変わりやすくなるので、できるだけ昼間に楽しむようにしましょう。

3. 野菜と一緒に摂る

ファミチキだけを食べると、カロリーや塩分はもちろん、バランスの良い栄養素を得ることが難しくなります。そこで、サラダや野菜スティックなどの食物繊維豊富な野菜と一緒に食べることが推奨されます。野菜を先に口にすることで満腹感が得られ、余計な脂分やカロリーの吸収を抑える効果も期待できます。

4. 余分な油分を除去する調理法

購入後に調理法にひと手間加えるだけで、ファミチキの油分を減らすことができます。以下の方法を試してみましょう。

・電子レンジで温める方法
 耐熱皿にキッチンペーパーを敷き、ファミチキを載せて600Wで40~50秒加熱。加熱中にキッチンペーパーが余分な油を吸い取ってくれます。

・トースターを利用する方法
 アルミホイルを適度にクシャクシャにした上にファミチキを置き、160~170℃で温めます。温め終わったら、再度キッチンペーパーで油を拭き取ると、カリッとした食感とともに脂肪分をカットできます。

これらの方法を活用することで、普段の一品が少しでも低カロリーに、消化もしやすい状態にすることが可能です。

ファミチキを楽しむメリットとダイエットへの影響

ダイエット中には常に栄養バランスに気を使う必要がありますが、ファミチキはその点でもポジティブな効果をもたらします。

高タンパク質で筋肉量アップ

ファミチキに含まれるタンパク質は、体の各組織を修復・維持するために欠かせない栄養素です。特にダイエット中は、摂取カロリーを抑えながらも筋肉量を維持または増加させることが求められます。ファミチキ1個分で約12.7gのタンパク質が摂れるため、日々のタンパク質摂取量の補助として活用できます。筋肉量が増えると、基礎代謝が上がり、効率よく脂肪を燃焼させることが可能になります。

エネルギー代謝と疲労回復をサポート

鶏肉に含まれるビタミンB群は、食事から摂取したエネルギーをうまく体内で変換し、エネルギー代謝を促進する働きがあります。ダイエット中はエネルギー不足に陥りやすく、疲労感を感じやすいですが、ファミチキに含まれる栄養素がエネルギー代謝を助け、日中の活動や運動のパフォーマンス向上に繋がるでしょう。

貧血予防とアンチエイジング効果

さらに、ファミチキに含まれる鉄分やビタミン群は、貧血予防にも効果的です。貧血状態では体内の酸素供給が滞り、基礎代謝が低下してしまうため、結果的にダイエット効率が悪化します。また、抗酸化作用を持つビタミンEやビタミンCは、シミやしわ、活性酸素の影響を抑える働きがあり、アンチエイジングや美肌作りにも寄与します。

ダイエット中のファミチキ活用で気を付けるポイント

ファミチキは上手に取り入れればダイエット中の助けとなる食品ですが、注意すべき点もあります。以下のポイントをしっかり理解し、健康的な食生活に役立てましょう。

適切な食事全体のバランス

ファミチキだけに頼らず、食事全体のバランスを常に意識してください。主食、主菜、副菜をバランス良く取り入れることで、各栄養素の摂取を満遍なく行うことができます。特に、野菜や果物、全粒穀物など、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富な食品との組み合わせが大切です。

過剰な塩分摂取に注意

ファミチキは塩分も含んでいるため、他の食事での塩分摂取量とのバランスに気を付けることが不可欠です。1日の目安である成人男性で約7.5g、女性で約6.5g未満の塩分摂取を意識し、全体で過剰にならないよう調整しましょう。特に、高血圧や心臓病のリスクがある方は、塩分管理に一層の注意が必要です。

運動との併用で効果アップ

ダイエットの成功には、食事管理と並んで運動の継続が重要です。ファミチキを食べた後は、ウォーキングや軽いストレッチ、筋力トレーニングなど、日常的な活動量を増やすことでカロリー消費を促進し、摂取カロリーとの差を埋める工夫をしましょう。運動と食事のバランスが、健康的な体型維持に直結します。

まとめ:ファミチキを上手に取り入れて健やかなダイエットを

ファミチキはその魅力的な味わいと、揚げ物ながらも控えめなカロリー・低糖質という特徴で、ダイエット中でも取り入れやすい食品です。高タンパク質、ビタミン・ミネラルが豊富であるため、筋肉の維持や貧血予防、美肌効果にもつながります。しかし、摂取量が多すぎるとカロリーや塩分の過剰摂取になり、逆に体への負担となるため、1日1個、できれば週1回程度に抑えることが理想です。

さらに、ファミチキは昼間に、野菜など他の低カロリーな食品と組み合わせ、余分な油分を除去する調理法を取り入れることで、よりヘルシーに楽しむことができるでしょう。食事全体のバランスを意識し、適切な運動と組み合わせることで、ファミチキを味わいながらも効果的なダイエットを進めることが可能です。

このように、ファミチキを「食べ過ぎなければ太る原因」とならない、むしろ栄養面でのメリットを活かしながら上手に取り入れることが、健康的なダイエット成功への近道となると言えます。普段の食生活に時折取り入れるご褒美感覚の一品として、しっかりとコントロールしながら楽しんでみてください。

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