豊胸術を受けたいと思っている方でネックになるのは、治療後に残る「傷跡」かと思います。
じつは豊胸術には「メスを使う方法」と「メスを使わない方法」があります。
このうちメスを使うバッグ挿入法では傷を避けることは不可能です。
しかし、切開する場所を工夫することで、傷を目立たなくすることはできます。
今回は、豊胸術でネックになりやすいバッグ挿入法について、残る傷跡の特徴などについて解説します。
バッグ挿入法は傷跡が残りやすい
バッグ挿入法は、シリコンや生理食塩水などで満たされたバッグを、乳腺の下や大胸筋の下などに挿入する豊胸術です。
2カップ以上の大幅なサイズアップが期待できる治療方法ですが、バッグを挿入するためにはメスで皮膚を切開しなければなりません。
バッグはそれなりに大きさがあるので、わきの下やアンダーバストなどを3~4cmほど切開しなければ挿入することができません。
そのため術後は3~4cmほどの大きな傷が残ります。
傷跡は徐々に目立たなくなる
もちろん傷跡は、通常は徐々に目立たなくなっていきます。
最初は真っ赤な切り傷のように見えますが、だんだんとピンク色くらいにまで薄まります。
ただし、3~4cmにもおよぶ切開の傷跡が、まったくわからなくなってしまうケースは稀でしょう。
胸(アンダーバスト)を切開した場合、入浴時など裸になったときに傷跡が目立つことはあります。さらに、体質によっては傷跡が盛り上がって残る可能性もあります。
そのため、「傷を絶対に残したくない」という場合には、バッグ挿入法以外の豊胸術を検討することをおすすめします。
わきの下の切開は一番目立ちにくい
シリコンバッグを挿入している日本人のうち、9割以上がわきの下を切開しているといわれています。
わきの下を切開する場合は、もともとあるシワに沿って皮膚を切開するため、非常に傷が目立ちにくいのです。
わきの下を切開した場合、腕を上げると傷跡が見えることがありますが、数年ほどたって傷が薄くなれば、見た目にもわからなくなってきます。
バストには一切傷跡が残らず、傷跡もかなり目立ちにくいでしょう。
注意点として、この方法は切開部分とバッグを挿入する部位(乳腺下・大胸筋下)が離れているため、それなりの技術が必要です。
中には対応できないクリニックもありますので、しっかりと実績のあるクリニック選びが大切になります。