ファスティングとは？
ファスティングとは、英語の「Fast＝断食する」が由来となっている言葉です。
もともとは宗教の修業の一環や行事として行われていたものですが、ダイエットや健康にも良い効果があると注目を集めました。
勘違いしてる人が多いのですが、断食は『絶食』とは異なります。
なのでファスティングは、完全に食事を取らないわけではありません。
ファスティング期間中は専用のドリンクを飲み、必要最低限の栄養とカロリーを摂取します。
ファスティングによる効果
ファスティングすることによって、体にはさまざまな効果が現れてきます。
１：腸内環境が改善
ファスティングは数日間、専用のドリンクを飲むだけで他に食事は取りません。
臓器や腸を休ませることができ、腸内に残っていた有害物質も体外に排出されます。
お腹の調子が悪くなりやすい方は、ファスティングを始めてみるのもいいかもしれません。
２：老廃物の排出が促進される
ファスティングは食物繊維の多く含まれたドリンクを飲むことが多いので排泄機能が高まります。
そのため、体内から老廃物が排出されやすくなります。
新陳代謝も活発になるため、肌や髪の艶などにもよい影響を与えられます。
３：ダイエット効果
一番期待されるのはダイエット効果です。
摂取カロリーが極端に減るので、どんどん痩せていきます。
元の体重にもよりますが、１週間で２〜３kg落ちる人もいます。
ファスティングに向いていない人もいる？
このファスティングが「向いていない人」もいます。
下記のような人
- 子供や高齢者
- 妊娠中・妊活中の人
- 食べるのが好きな人
子供や高齢者
成長期の子どもは、栄養の摂取がとても重要な時期です。
ファスティングを安易に取り入れてしまうと、すぐに栄養不足に陥る危険性があります。
発育に影響が出る可能性もあります。
高齢者が栄養不足に陥ると、免疫力が下がってウイルス感染や病気になりやすくなります。
また、筋肉量や骨密度が低下し、ケガをしやすくなります。
妊娠中・妊活中の人
妊娠中はお腹の中で胎児が母体から栄養を吸収して育っていきます。
その中で母体が栄養不足になってしまうと胎児の発育にも影響してきます。
妊活でも、健全な卵子を生成するために栄養は必要です。真剣に子供を考える段階にきたら、ファスティングはやめましょう。
できれば授乳期が終わってからファスティングすることをおすすめします。
食べるのが好きな人
食べるのが好きな人は「食べないこと」が大きなストレスになります。
ストレスが溜まると"コルチゾール"というホルモンが分泌されます。
代謝が下がるので、痩せにくくなったり・肌トラブルになります。
ファスティングで得られる効果もほとんど相殺されて、結果「ただツライだけの期間だった…」というオチになります。
