活性酸素が肌細胞を老化させる
活性酸素というのは、酸化力が強力な酸素のことです。この酸化力は菌を殺したり、古い細胞を死滅させたり、本来は外部の刺激から体細胞を守るためのものです。悪いイメージを持たれていますが人間にとっては味方のはずです。
しかし、あまりにもその防衛力が強すぎるために、増えすぎると細胞を傷つけてしまうこともあります。
紫外線と活性酸素
紫外線は人体にとって有害な物質をたくさん含んでいる光線です。ですから、紫外線を皮膚に浴びると、その害から肌細胞を守ろうとしてたくさんの活性酸素が生み出されます。
また、睡眠不足や栄養不足による体内のストレスは、活性酸素を減らしにくくする原因になります。
結果、活性酸素の作用で正常な肌細胞は酸化させられることになります。細胞にとっての酸化とは、老化するという意味です。
紫外線でお肌が老化するというのは、活性酸素が大量に作られて酸化させられるという解釈になります。
活性酸素のお肌への影響
シミ
活性酸素がもたらすお肌への悪影響としては、最も代表的なものがシミです。一度できてしまうとなかなか消えない上に目立ってしまうシミは、美しくありたい女性にとっては脅威と言えるでしょう。
シミができ、肌が黒ずむのは活性酸素によるダメージをメラニンが引き受けてくれているからです。
シワ
活性酸素が増えると、お肌に瑞々しさを与えてくれている成分であるコラーゲンやエラスチンも酸化します。するとコラーゲン層の構造が崩れ、性質が変化してしまいます。
若々しいお肌に特有の弾力が失われてしまいます。保湿機能も低下し、潤いがなくなり、ハリがなくなります。
結果として、シワができやすくなります。
フラーレン
フラーレンは、ビタミンCの172倍の抗酸化力があります。また、フラーレンは12時間以上にわたり抗酸化力を発揮します。フラーレン配合の化粧品を肌につければ、その日の夜までずっとお肌の上で効果を維持します。
1996年にクロトー博士等がフラーレンの発見に基づく功績によってノーベル化学賞を受賞した成分で、世界的に注目されています。
フラーレン化粧品
フラーレンが1%以上配合されている化粧品には、以下のようなロゴが表記されています。
このようなロゴの有無は、フラーレンの効果が期待できるかどうかの目安になります。フラーレン配合の商品を選ぶときは、まずロゴがあるかを確認しましょう。