せっかくエステサロンを開業するなら、そのサロンを長く続けたいですよね?
そのためには稼がなくてはいけません!
「良い技術やサービスを提供したい」という一番の想いであったとしても、お金を稼がなければサロンを続けることはできません。お客様に良い技術やサービスを届け続けることができません。
稼ぐため、生き残るためには、お客様からあなたのサロンを選んでもらうことが必要であり、そのための工夫は開業前が最も効果を発揮します。
- 市場状況
- 出店予定の商圏エリア状況
- 競合状況
開業前に上の3つを知るのはとても大切なことです。
市場状況
市場状況を知らなければ「戦い方」が分かりません。
たとえばネイルサロンの市場状況を例に見てみましょう。
ネイル産業の傾向としてはセルフネイルが増えています。都市部を中心に競争が激しく、市場から撤退する店舗も多いという厳しい状況です。
ネイルサロンを始めるなら、こうした厳しい市場の中で戦わなければいけません。
セルフネイルが増えているなら、セルフネイルをしたい人に向けて、講座を開いても良いかも知れません。都市部での競争が激しいなら、地域密着型の郊外サロンを考えてみるのも手です。
このように市場状況から「どう戦うか?」「どういうポジションをとっていくか?」「何で差別化していくか?」を考えることができます。
厳しい競争を勝ち抜いてサロンを続けるためにも、市場状況は必ず調べておきましょう。
出店予定の商圏エリア状況
商圏エリアとは、あなたが出店するエリアのこと。
ターゲットとなるお客様が、自ら足を運んで来てくれる範囲のことを指します。
当たり前のことですが、出店するなら、一定の来客数が見込める商圏エリアを選ばないといけません。
一般的には、店舗から半径500mが、無理せず来店できる距離です。
出店したところに、そもそもターゲットがいないようでは、お客様を連れてくることができません。
出店場所から半径500m以内に、どれくらいあなたのターゲットがいるかは必ず調べておきましょう。
店舗の立地は、エステサロンにお客様を連れてこれるかどうかの根幹に関わる部分です
駅から近い方が人がたくさん集まるから、お客様に来てもらえる!
都心の方がたくさん人がいるから、お客様もとりやすい!
と、単純に考えるのは危険。
人が集まるような便利な場所は、家賃が高いケースが多いです。
立地条件が良ければ良いほど、家賃はさらに値上がります。
人が多いところにはターゲットもたくさんいますが、当然競合もたくさんいます。
こうしたことを複合的に見て、出店する商圏エリアを検討してみてくださいね。
競合調査
競合調査もしておきましょう。
同じ商圏エリア内に出店しているサロンが競合です。
競合の提供しているサービスや、競合のターゲットを調べて、差別化を図ることが大切。
競合とは異なるターゲットに絞り込み、競合にはないサービスを提供できればベストです。
競合と差別化が図れれば、同じターゲットを取り合うことにはなりません。
同じようなターゲットを設定している競合がいたら、サービス内容で差別化を図っていく必要があります。
同じ商圏エリアの店舗ですから、実際にその店舗へ足を運んでサービスを受けてみるのもおすすめです。
- 施術内容
- 接客態度
- サロンの広さ、雰囲気
- 価格帯
- スタッフの人数
などをチェックしてみてくださいね。