美ンバウンドだけど外国語に自信のないサロンはどうすればいいのか

2016 年 5 月の訪日外客数は、前年同月比 15.3%増の 189 万 4 千人。5 月として過去最高の記録 とり、どうやら訪日外国人観光客は今年もさらに増えている現状にあるみたいです。

2016年に入り少しずつインバウンド市場が「爆買い」と言われる「モノ消費」から「サービス体験型」の「コト消費」に変わりつつあります。

そしてこの現状は美容業界に大きなビジネスチャンスをもたらしています。



美ンバウンド

昨年にリクルートホールディングスから発表された2016年のトレンドを表すキーワードです。美容とインバウンドを掛けあわせた造語です。

ホットペッパーが訪日経験のある外国人を対象に行ったアンケート調査によると「美容に関して憧れる国」 第1位は日本という結果になったそうです。

やはり訪日外国人観光客にとって安心と信頼を示す「メイドインジャパン」は日本を美容の国として認知させた要因の一つのようです。

また、オリンピックのプレゼンテーションの際に話題となった「オ・モ・テ・ナ・シ」という言葉は美容業界においても外国人からの評価は高いみたいです。

一度は日本で髪を切ってみたい、エステを受けてみたい、ネイルをしてみたい。このような背景もあり、エステサロンやネイルサロンなどにも訪日外国人女性が来店し始めているそうです。

サロンの対策

現在、多くのネイルサロンやエステサロンでも、店内に中国語や韓国語のメニューを置いています。また、外国語を話せるエステティシャンの採用や外国語教育に力を入れているお店も増えてきました。

しかし、個人で経営しているお店や、外国語に自信のないお店はどう対応していけばいいのでしょうか。

日本は観光しやすい国

実は海外では、日本は日本語が話せなくても生活できる国として有名です。レストランのメニューには料理の写真と値段が写っていますし、店員さんをボタンで呼べます。居酒屋では商品の写真と値段が写ったタッチパネルで注文できます。駅前の地図にも有名な観光スポットは外観写真が載っています。

非言語コミュニケーション

イラスト・写真・動画・数字など情報を伝える非言語はたくさんあります。相手の立場になり、どうすれば伝わるのかを考えていけば、言語の習得以外にもお客様に情報を伝えるアイデアはたくさんあります。

私も海外のお店を訪れるなら、テンプレートのような日本語メニューや、覚えたての日本語で説明されるより、豊富な写真と数字で説明された方が、イメージがわきます。

非言語コミュニケーションは同じ日本人に対しても宣伝・広告に有用な武器になります。ぜひこの美ンバウンドを機に、新しいコミュニケーションスキルの習得にトライしてみてください。

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