SNS広告やフリーのポータルサイトなど、安い広告媒体は探せばいくらでもあります。
「もっと安く集客を!」「もっと高い費用対効果を!」と、考えるのは当然のことですが、そればかりに固執してはいけません。
目に見えないコスト
集客コストを下げようとあれこれ調べる時間が発生します。たとえばSNS広告は、自分で配信管理をしなければいけません。もちろんクリック分析も自分でやらなければいけません。
新しい広告媒体にサロン情報を登録するにしても、登録などの手間はかかります。
この時、目には見えませんが「人件費」という費用が失われています。
コスト削減は大切ですが、あまり多くの時間を取られないようにしましょう。
安く集客しようとすると・・・
仮に、いろんな媒体を使っていて平均1万円で新規のお客様を40人獲得できていたとしましょう。
この時、平均1万円とは言っても、その内訳は様々です。PPC広告だけなら5000円くらいかも知れないですし、ホットペッパーは1万5000円くらいかかっているかも知れません。
そして安く集客しよとすればするほど「ホットペッパーは高すぎるし、やめようかな」「プランを下げようかな」などと考えるわけです。
集客数の低下
費用の高い媒体をやめていけば(あるいは費用を削減していけば)、もちろん広告費は下がっていきます。
しかし、同時に獲得できる客数自体も減っていきます。
上記の例であれば、平均集客単価を7000円まで下がったけど、月の新患数も30人に減ってしまった。
集客という側面から見れば本末転倒です。
大切なのはLTV
平均1万の集客単価を高いと感じるなら、「安く集客する」ことばかりに注力せず「LTVを上げていく」ことも意識しましょう。
広告費用を下げようとして、自分の集客活動に制限を加えるのではなく、顧客単価・LTVを上げるための仕組み(リピート率を伸ばす、回数券の成約率を上げる、物販などのアップセル、クロスセルを増やす、など)を整えることで、満足のいく広告費を維持する。
平均1万円の集客単価を半分にするのではなく、新規のお客様一人あたりのLTVを倍にする!
このような考えが、経営に安定感を与えるのです。